- Luis Valle ルイス・バジェ
- 1972年4月26日、キューバ ハバナ生まれ。5人兄弟の末っ子として誕生。
兄弟全てがミュージシャンという環境に育ち、たまたま家にあった古いトランペットと出会い、ギジェルモ・トマス中等音楽学校、アマデオロルダン高等音楽学校の名門トランペット科へと進んだ。(ちなみに、ゴンザロ・ルカルカーパやヘスース・アレマーニの卒業校でもある)在学中もその才能が認められ1987年には、ロシア連邦主催のパイオニアフェスティバルに学生代表として選抜される。
1993年、三男のユムリ(Vo)をリーダーとして、兄弟4人で『ユムリ・イ・スス・エルマーノス』(Yumuri y sus hermans 直訳:ユムリとその兄弟たち)を結成。21才の若さでリード・トランぺッターとして活躍。デビュー曲「Crocodrid de agua sala」は、10週連続ヒットチャート1位を記録した。1994年10月、初来日。東京のキューバレストランで4ヶ月間演奏し、ファンやミュージシャンの高評を得る。その後、97年秋、活動の拠点を日本に移す。
1998年4月、日本のトップミュージシャンとの積極的な活動を進めるため、『トロピカンテ』(TROPICANTE)と『アフロキューバミーゴス!』(Afro-Qbamigos!)を結成。ラテンジャズ、サルサ、アフロ等、キューバ特有の多様なリズムが持つ旨味とコクを引き出し、刺激的な音楽を作り出している。
NORAやThe Boom、宮沢和史、矢沢永吉、BIRD、中島美嘉といった日本人ミュージシャンのサポートメンバーとしても活躍中。また、ビエナビスタソシアルクラブの歌姫オマーラ・ポルトゥオンド来日公演の際に、アーティスト及びミュージック。サポート役として活躍し、キューバ、日本双方のミュージシャン及び関係者から信頼を得ている。2006年8月、宮沢和史率いる新バンド『Ganga Zumba』にて、エーベックスレーベルよりメジャーデビュー。
海外では、4兄マラカ(元イラケレのフルート奏者)がリーダーの人気グループ、『Maraca y Otra vision』の米欧州ツアーやレコーディングに参加し、現地マスコミより伝統的な音色から力強いハイノートまで表現できる演奏能力が高い評価を得ている。尚、2002年全ブラス(トランペット&パルプトロンボーン)で参加したMaracaの『Tremenda Rumba』は、2003年グラミー賞Best Salsa Album部門でノミネートされる。
2001年10月、初のソロアルバム『アガラテ!』をリリース。ラテン音楽の第一人者、音楽評論家の竹村淳氏の2001年ラテン音楽アルバムに選ばれる。また海外では翌年2002年10月米国ラテンジャズ専『Latin Beat』にてBest CDとして紹介される。2003年1月ビエミンタレコード(Warner系)より全米に向けリリース。